【料理】春のニシン大量祭り2023【釣り】
先日書いたニシン漬けに書いた樽の話より・・・
※ニシン漬けは身欠きニシンで作っているよ
はじめに
時は遡り2023年春3月の夜。夫は同僚と釣りに消えた。
21時にニシンが釣れたよ~と写真が来たっきりなにも連絡もなく。
0時を過ぎても連絡はなかった。
ああ、あれから釣れなかったんだな。と猫と寝た。
2時過ぎに無言の帰宅の夫。
夫「ありえない位釣れたんだけど・・・・100近い。。」
!?!?!??!
目がギンギンに冴えた私であった。
喜ぶ夫。この時はまだ大量になるとは知らなかった
朝から二人で内臓を取ったりご近所さんや実家に配り歩いて何とか自分たちで食べれる量を確保しました。
どうやらニシンのくき*1が始まったらしく入れ食いとなったようです。
神様、ニシン様、本当にありがとうございました。大事に自分の血肉としますと心より感謝したのでした。。。
ニシンはどんなふうに保存して食べたのかまとめます。
1.お刺身、たたき
ネギと生姜を一緒にたたいてまぜまぜしました。
新鮮なお魚のおいしさを初めて知りました。
2.干物
背開きにしてお酒と塩をかけて一晩干します。一夜干しですね。
白子も干してみました。
3.糠にしん
甘味が出て非常においしいニシンになりました。長期保存可能だったので1か月はもちました。
ただし、かなりしょっぱくなるので3週間頃で引き上げて洗って冷凍しました。まじでしょっぱい。まあこれは保存効くよね!
我が家は洋風にアレンジして食卓に上がることが多かったです。
農政事務所さんのサイトには世話になっております。。
4.数の子
・ペーパーを敷いたタッパーなどに大量の塩で数の子を漬ける。
・水分がある程度抜けるまでは1日1回ペーパー交換。(2.3日つけた記憶)
・だいぶ水分が抜けたら塩からとりだし水に呼び塩を入れて汚れを落とす。
・筋や膜などの汚い部分をはがし、ここでようやくよくあるような数の子のレシピへ行きます。。
参考に白ごはん.comをどうぞ。この②~やる感じです。
5.狙う猫(休憩)
だめよ。
6.松前漬け
刻んだ数の子と昆布、するめと人参をまぜるやつですよ。これご飯がススムよね。
農林水産省のレシピみて作ったけど材料にきゅうりって出てきて一回も調理手順にでてこなかったよう?
きゅうりはなんかの間違いにちがいねえ!
私、千切りがすごく苦手なの
おわりに
北海道とニシンは切っても切れない関係であることは知っていましたが余すことなくいただくことができるニシンは当時の人々にとっては命をつなぐのにとても大切なものだったのだと痛感。ニシンってもう北海道の歴史そのものだろ。
ゴールデンカムイでも出てくるよね。ニシンのカス四角く固めてたよね。ニシンはいい肥料になると言っていた。おばあちゃんももっこしょってニシンを運ぶのをお手伝いしたといってました。
節約生活!夫!釣りに行ってこーい!!から始まっただけなのに、ニシンの偉大さを感じ当時の人々の暮らしの大変さや創意工夫を凝らして築いてきた食文化を大切にしないといけないなあと。
命をいただいている以上無駄にしたくないね。
全部食う、全部使う!
スペクタクルな節約生活を送っている主婦がいたら、それは私だ。
*1:ニシンが大量に産卵しに来た状況